燃えないごみとは?何が入る・どうなる(主要都市の比較)
燃えないごみは、市が「燃やさずに処理する」と決めたごみの区分で、陶器・ガラス・傘・電球が代表です。
何を入れるか、区分の名前、集める回数は市が決めるので、住む市によって違います。
主要都市 145 市区の分別データと、環境省・処理施設・市の公式ページを読み合わせてまとめました。
30秒で全体像
- 燃えないごみは全国共通の区分ではなく、市が決める区分
- 陶器・ガラス・傘は、ほぼどの市でも燃えないごみ
- フライパン・アルミホイル・ハンガーは、市で答えが分かれる
- 電池・スプレー缶・ライターは、多くの市で燃えないごみと別の区分
- 集めた後は砕いて鉄・アルミを取り出し、残りは埋立か焼却
燃えないごみとは?
| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| 燃えないごみとは | 市が燃やさずに処理すると決めた区分 |
| 何が入る? | 陶器・ガラス・傘・電球・刃物など |
| 燃えるごみとの違い | 市の焼却工場で処理できるかで決まる |
| 入れてはいけないもの | 電池・スプレー缶・ライター(市の決まりで) |
| 出し方と回数 | 紙で包んで「キケン」・月1〜2回の市が多い |
| 集めた後 | 砕いて金属を取り出し、残りは埋立か焼却 |
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燃えないごみは、市が燃やさずに処理するものとして分けて集める区分です。
素材が燃えるかどうかより、その市の処理施設で燃やせるかで決まります。
分け方を決めるのは市町村
何を燃えないごみにするかは、市町村がごみの処理計画で決めます。
そのため、同じ品目でも市によって燃えないごみだったり、燃やすごみや資源だったりします。
名前は市で違う
- 燃やせないごみ33
- 不燃ごみ28
- 燃やさないごみ17
- 不燃13
- 燃えないごみ12
- 埋立ごみ9
- もえないごみ7
- 埋立4
- もやせないごみ3
- 燃やさない2
- 陶器・ガラス・金属ごみ2
- 硬質2
いちばん多い名前は「燃やせないごみ」の 33 市区で、「燃えないごみ」は 12 市区です。
データの原文では、燃やさない区分の書き方が 92 通りあります。呼び名は違っても、燃やさずに処理する区分です。
燃えないごみの区分が無い市もある
このサイトのデータでは、145 市区のうち 141 市区に燃やさない区分があります(2026年10月23日時点)。
無いのは名取市・相模原市・大阪市・姫路市です。
| 市 | 陶器・ガラスの区分 | 集めた後 |
|---|---|---|
| 大阪市 | 普通ごみ (週2回) | 焼却工場で焼き、 残りを埋立 |
| 相模原市 | 燃やすしかないごみ (一般ごみ) | 溶融炉で鉄・アルミを分け、 灰はスラグに |
| 名取市 | せともの類・ ガラスくず類 | 素材ごとの区分 |
| 姫路市 | 陶磁器・ガラス類 | 素材ごとの区分 |
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大阪市・相模原市は市の公式ページ、名取市・姫路市は市のデータの原文で確認(2026年10月23日)
大阪市と相模原市では、陶器やガラスのコップ、電球を燃やすごみと同じ日に出します。相模原市は2026年10月1日に「一般ごみ」を「燃やすしかないごみ(一般ごみ)」に改めました。
燃えないごみに入るもの
| 品目 | 145 市区の分かれ方(色は目安) | 区分ごとの市区の数 |
|---|---|---|
| 陶器 | 燃やさない区分 133 / 144 市区(92%) | 不133資4可3-2危1粗1 |
| ガラス | 燃やさない区分 130 / 143 市区(91%) | 不130資7可3危1粗1-1 |
| 傘 | 燃やさない区分 121 / 144 市区(84%) | 不121資13粗4可3-2有1 |
| 鏡 | 燃やさない区分 114 / 137 市区(83%) | 不114粗7有5-4資3可3危1 |
| 包丁 | 燃やさない区分 107 / 136 市区(79%) | 不107資17危5-2有2可2粗1 |
| 電球 | 燃やさない区分 106 / 139 市区(76%) | 不106有25可3資2-2危1 |
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陶器・ガラス・傘・鏡は、データのある市の8割以上で燃えないごみです。
包丁は 79%、電球は 76% の市で燃えないごみです。品目名を押すと、市ごとの原文が見られます。
ガラスでも、びんは資源
コップや窓ガラスは燃えないごみでも、飲み物や調味料のびんは、ほぼどの市でも資源です。
倉敷市は、耐熱ガラスや鏡を埋立ごみの例に挙げます。資源ごみの記事で、びん・缶・ペットボトルの出し方をまとめています。
電球は「有害ごみ」の市もある
電球は 25 市区が「有害ごみ」などの区分です。お住まいの市の扱いは電球のページで確かめてください。
燃えるごみとの違い
| 品目 | 145 市区の分かれ方(色は目安) | 区分ごとの市区の数 |
|---|---|---|
| フライパン | 燃やさない区分 87 / 130 市区(67%) | 不87資38-3粗2 |
| ドライヤー | 燃やさない区分 82 / 131 市区(63%) | 不82資38-5粗4可2 |
| アルミホイル | 燃やさない区分 72 / 138 市区(52%) | 不72可56資10 |
| ハンガー | 燃やさない区分 68 / 136 市区(50%) | 不68資37可25-4粗2 |
| カイロ | 燃やさない区分 49 / 144 市区(34%) | 可94不49-1 |
| ボールペン | 燃やさない区分 40 / 112 市区(36%) | 可55不40資17 |
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燃えるかどうかではなく、市の焼却工場で処理できるかで決まります。
上の品目は、燃えないごみの市と、燃やすごみや資源の市に分かれます。
アルミホイルは半々に分かれる
アルミホイルは 72 市区が燃えないごみ、56 市区が燃やすごみです。
使い捨てカイロは 94 市区が燃やすごみで、燃えないごみは 49 市区です。
フライパン・ドライヤーは資源の市もある
フライパンは 38 市区、ドライヤーは 38 市区が資源です。金属や小型家電を資源として集める市です。
燃やすごみに混ぜると焼却炉が止まる
文京区は、金属やびんが混ざると焼却炉の停止や故障の原因になり、修理に時間と費用がかかると説明します。
世田谷区も、清掃工場が止まると、再稼働や別の工場へ運ぶ車に多額の費用がかかると呼びかけます。
燃えないごみに入れてはいけないもの
| 品目 | 145 市区の分かれ方(色は目安) | 区分ごとの市区の数 |
|---|---|---|
| モバイルバッテリー | 燃やさない区分 11 / 114 市区(10%) | 危87不11資6外6有3-1 |
| 電池 | 燃やさない区分 16 / 141 市区(11%) | 有103不16資10危8-4 |
| スプレー缶・カセットボンベ | 燃やさない区分 25 / 145 市区(17%) | 危79資39不25-2 |
| ライター | 燃やさない区分 41 / 144 市区(28%) | 危75不41可25-2有1 |
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モバイルバッテリー・電池・スプレー缶・ライターは、多くの市で燃えないごみと別の区分です。
モバイルバッテリーは 87 市区が「危険ごみ」など、電池は 103 市区が「有害ごみ」などの区分です。
- 電池が原因とみられる火災・発煙39,282件2025年度・全国の市町村・環境省
- 火災が起きたごみの区分で最多不燃ごみ2025年度・複数回答・環境省
- 23区 中防処理施設の火災159件2024年度・東京二十三区清掃一部事務組合
電池は、砕くときに火が出る
環境省の調査では、2025年度にリチウムイオン電池などが原因とみられる火災・発煙が全国で39,282件ありました。
火災が起きたごみの区分で最も多いのは「不燃ごみ」です。破砕機で衝撃が加わって発火するケースが多いと、環境省はみています。
東京23区の中防処理施設では、2024年度に火災が159件(うち不燃ごみ処理センター26件)ありました。東京消防庁によると、大きな火災の原因は二次電池です。
注意
充電式の電池が入った家電は、電池を外してから出します。
福岡市は、コードレス掃除機やワイヤレスイヤホンなどは、電池を取り外してから燃えないごみに出すよう求めます。外した電池は、市の決まりの回収か店の回収箱に出します。
燃えないごみの日に集める市もある
世田谷区は、充電式電池やスプレー缶・ライターも不燃ごみの日に集めます。
神戸市はスプレー缶を燃えないごみと同じ日に集めますが、燃えないごみと一緒にしないよう求めます。
スプレー缶の穴あけも市で違う
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各市の公式ページで確認(2026年10月23日)
どの市も、中身を使い切ってから出すことは同じです。お住まいの市の扱いはスプレー缶・モバイルバッテリーのページで確かめてください。
出典(9件)
燃えないごみの出し方
- 1紙で包む割れ物・刃物は厚紙で
- 2表示を書く「キケン」や品物名
- 3決まりの袋へ指定袋か透明の袋
- 4収集日に出す月1〜2回の市が多い
割れ物と刃物は紙で包んで「キケン」と書き、市の決まりの袋で、決まった日に出します。
収集の回数と袋は市で違います。月1回の市もあるので、収集日を先に確かめます。
割れ物・刃物の包み方
福岡市は厚い紙で包んで「危険」、大阪市・福島市は紙で包んで「キケン」と書きます。
横浜市は、買ったときの箱や新聞紙で包み、ガラス・陶器などの品物名を書きます。
集める回数は月1〜2回の市が多い
燃やさない区分を集める回数(横軸)と、その市区の数(棒の上)
回数の分かる 97 市区のうち、月2回が 48 市区、月1回が 37 市区です。週1回以上は 12 市区です。
| 市 | 区分の名前 | 回数 | 袋 |
|---|---|---|---|
| 横浜市 | 燃えないごみ | 燃やすごみと同じ日 | 指定袋なし |
| 神戸市 | 燃えないごみ | 月2回 | 指定袋 |
| 名古屋市 | 不燃ごみ | 月1回 | 指定袋 |
| 福岡市 | 燃えないごみ | 月1回 | 指定袋 |
| 札幌市 | 燃やせないごみ | 4週に1回 | 指定袋 (有料) |
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各市の公式ページで確認(2026年10月23日)
指定袋に入らないものは粗大ごみの市が多い
福岡市は、燃えないごみの指定袋に入らない大きさ・重さのものを粗大ごみにします。
名古屋市は2026年10月から、粗大ごみを「45リットルの指定袋に入らないもの」に変えました(9月までは30cm角を超えるもの)。福島市は長さ60cm以上か重さ10kg以上です。
出し忘れたとき
次の収集日まで家に置いておきます。月1回の市では、次の回はおよそ1か月後です。
福島市は、前日には出さず、収集日の朝8時30分までに出すよう求めます。
出典(8件)
集めた燃えないごみはどうなる?
- 1処理施設へ運ぶ収集車で
- 2細かく砕く破砕機で
- 3鉄・アルミを取り出す磁石と選別機で
- 4燃えるものは焼く清掃工場で
- 5残りを埋め立てる最終処分場で
多くの市では、砕いて鉄・アルミを取り出し、燃えるものは焼き、残ったガラス・陶器などを埋め立てます。
砕かずにそのまま埋める市や、溶かして量を減らす市もあります。
| 市 | 砕く・分ける | 残りの行き先 |
|---|---|---|
| 東京23区 | 一辺15cm以下に砕き、 鉄・アルミを回収 | 陶磁器・ガラスは埋立、 そのほかは焼却 |
| 名古屋市 | 破砕工場で砕き、 磁石で金属を回収 | 粗いものは焼却、 細かいものは溶融 |
| 神戸市 | 破砕選別施設で砕き、 金属を回収 | 可燃物は焼却、 不燃物は埋立 |
| 札幌市 | 一部だけ砕いて 鉄・アルミを回収 | 最終処分場で埋立 |
| 広島市 | 記載なし | 恵下埋立地で埋立 |
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各市・東京二十三区清掃一部事務組合の公式ページで確認(2026年10月23日)
取り出せる金属は一部だけ
東京23区の中防不燃ごみ処理センターで2024年度に回収した鉄は、搬入した量の5.5%でした。
東京二十三区清掃一部事務組合は、選別で取れる金属は含まれる金属の一部なので、資源は分けて資源回収に出すよう呼びかけます。
「埋立ごみ」の名前の市
145 市区のうち 14 市区は、燃やさない区分の名前に「埋立」「埋める」が入ります。
下松市は、埋立ごみを不燃物埋立処理場で処分します。松本市はガラスや陶磁器を粉々にし、異物を取り除いてから埋め立てます。
福島市は2025年3月に不燃ごみを「資源にできない埋めるごみ」と改めました。2026年度の計画では、砕いて金属を資源にし、燃えるものは焼却してから残りを埋めます。
埋め立てる場所には限りがある
- 最終処分場の残余年数24.9年2024年度末・全国平均・環境省
- ごみの最終処分量306万トン2024年度・全国・環境省
- 最終処分場を持たない市区町村317全国1,741のうち・環境省
全国の最終処分場は、新しい処分場ができずに今の量を埋め続けると、あと24.9年で埋まる計算です(2024年度末)。
首都圏は33.9年、近畿圏は20.7年です。
出典(10件)
自分の市の燃えないごみの調べ方
- 1市のページで品目を引く「さら」「かさ」などで検索
- 2区分の名前を確かめる「不燃ごみ」「燃やせないごみ」など
- 3回数と袋を確かめる市の公式の案内で
gomiwake の市のページで、その市の燃やさない区分と品目を原文で引けます。
市のページの検索欄に品目の名前を入れると、その市のデータにある品目と区分が出ます。
フライパン・アルミホイル・ドライヤーのように市で分かれる品目は、品目のページで主要都市の区分を並べて見られます。
よくある質問
燃えないごみとは何ですか?
市が燃やさずに処理するものとして分けて集めるごみの区分で、陶器・ガラス・傘・電球などが代表です。何を入れるかと区分の名前は市が決めます。
ドライヤーは燃えないごみですか?
主要都市の 63% の市で燃えないごみです。小型家電を資源として集める市では資源です。コードレスで電池の入ったものは、電池を外して出します。
燃えるごみに燃えないごみを混ぜるとどうなりますか?
焼却炉の故障や停止の原因になります。文京区・世田谷区は、修理や再稼働に時間と多額の費用がかかると呼びかけています。
スプレー缶は燃えないごみですか?
燃えないごみの市は主要都市の 17% で、多くの市は「危険ごみ」や資源などの区分です。穴をあけるかも市で違うので、市の案内で確かめてください。
集めた燃えないごみはどうなりますか?
多くの市では、砕いて鉄・アルミを取り出し、燃えるものは焼却し、ガラス・陶器などの残りを最終処分場に埋め立てます。
まとめ
- 燃えないごみは、市が燃やさずに処理するものとして分けて集める区分
- 陶器・ガラス・傘・鏡は、ほぼどの市でも燃えないごみ
- フライパン・アルミホイル・ドライヤーは、市で答えが分かれる
- 電池・スプレー缶・ライターは、多くの市で燃えないごみと別の区分
- 集めた後は砕いて金属を取り出し、残りは埋立か焼却
出典(30件・2026年10月23日確認)
国・公的機関
- 環境省「一般廃棄物処理事業実態調査の結果(令和6年度)について」(PDF)
- 環境省「市町村におけるリチウムイオン電池等の処理状況調査結果(令和7年度実績)及び関連事例集の公表について」
- NITE「「ごみ捨て火災」、被害は100億円超え!~充電式電池は正しく捨てましょう~」
一部事務組合(東京23区)
- 東京二十三区清掃一部事務組合「不燃ごみの処理」
- 東京二十三区清掃一部事務組合「不燃ごみ・粗大ごみの中間処理過程で生まれる資源」
- 東京二十三区清掃一部事務組合「清掃工場で受入れできないごみ」
- 東京二十三区清掃一部事務組合 中防処理施設管理事務所「中防処理施設における火災情報」(PDF・令和8年2月)
市の公式ページ
- 大阪市環境局「一般廃棄物の処理事業」(事業概要の PDF)
- 相模原市「令和8年10月1日から資源とごみの分け方・出す曜日が変わりました」
- 相模原市「施設案内 南清掃工場」
- 倉敷市「燃やせるごみ・資源ごみ・埋立ごみ・使用済乾電池」
- 文京区「ごみ・資源は正しく分別しましょう」
- 世田谷区「資源・ごみの分別の徹底をお願いします(水銀を含むごみの出し方)」
- 福岡市「燃えないごみの出し方」
- 世田谷区「ごみの出し方」
- 神戸市「燃えないごみ」
- 松本市「資源物(雑びん・ペットボトル・蛍光管・体温計・乾電池・スプレー缶・ライター)」
- 福島市「資源にできない埋めるごみ(埋めるごみ)」
- 大阪市「品目別収集区分一覧表(50音順)」
- 横浜市「燃えないごみ」
- 名古屋市「不燃ごみの分け方・出し方」
- 札幌市「ごみステーションに出すごみ」
- 名古屋市「令和8年10月から、粗大ごみの対象が変わりました」
- 名古屋市「ごみ処理の流れ」
- 神戸市「布施畑環境センター」
- 札幌市 発寒清掃工場更新事業の資料「第2章 第一種事業の目的及び内容」(PDF)
- 広島市「恵下埋立地」
- 下松市「埋立ごみの廃棄方法」
- 松本市「埋立ごみ」
- 福島市「令和8年度 福島市一般廃棄物処理実施計画」(PDF)
このサイトのデータ
- 主要都市 145 市区の分別データ(取得 2026-10-16〜2026-10-19・出典は各市のページ)
- 主要都市の収集の回数(各市の公式ページで確認した事実)